アパレル大手のワールドが手がける旅をテーマにしたメンズ・ブランド「LIPSETT」がスタートし、先週末、その旗艦店が丸の内にOPENしました。(「LIPSETT」とは豪華客船ノルマンディー号が解体直前に付けられた最後の名前です)
メンズ・ブランドといっても、かわいらしいキーホルダーや、船のおもちゃ、レアものテディベア、オリジナルのアクセサリーもあり、カップルや女の子が気の利いたプレゼントを探しにいくにもぴったりのお店で、旅をテーマにセレクトした新旧の本や雑誌、アンティークのポストカードや戦前の豪華客船メニューなどはFlying Booksで担当させてもらいました。(『Made in U.S.Aカタログ』他、初めて蔵出した本も多数!) 地下鉄側のエントランスを入ってすぐ、本と小物は専用のワゴンに並んでます。 単行本は旅がテーマの国内外エッセイや伝記を中心に。 手前トランクの中には写真集や画集など大型本が入ってます。 本物のボートを使った本棚。 初期メンズ・クラブのアイビー特集他を集めました。 マガジンハウス刊の幻の旅雑誌『ガリバー』の創刊~終刊コンプリートもあります。 300円のポストカードから500万円のルイヴィトンの船箪笥(長期の船旅用の大型トランク)まで、幅広い品揃えで、基本的にアパレルはオリジナルのラインナップ、靴・鞄、小物類はセレクトしたものです。アンティークのボタンが一点ずつ違うPコートや、ファスナーの位置にまでこだわったパスポートケース、ピカソも愛用したボーダーTシャツなど・・・、クリエイティブ・ディレクターの村松周作さん(デザイナー)と山口淳さん(『Pen』等でおなじみのライター)が、こだわりにこだわり抜いて制作し、集めたものばかりです。 ギャラリー・スペースでは元ローリング・ストーンズのビル・ワイマンの写真展を開催してます。 リラックスしたミックやキースの表情は仲間の撮影ならでは。 地下鉄千代田線・二重橋駅の上、オペーク丸の内一階、皇居に面した気持ちの良い場所です。銀座、有楽町方面に行かれる方は是非立ち寄ってみて下さい! LIPSETT 東京都千代田区丸の内2-1-1 オペーク丸の内1階 03-5220-6655 『LIPSETT BOOK A to Z for BON VOYAGE ~旅と海をめぐる、26文字の冒険~』 A4変形レター版128頁 東京美術発行 1200円 先行して発売されたコンセプトブックも必見! ランボー、ケルアック、レオナール・フジタら旅のパイオニアたちをAからZまでのキーワード順に、池澤夏樹、石川次郎、中川五郎(敬省略)ら豪華執筆陣によるエッセイと写真で取り上げています。 ブランドと別にしても、純粋に本として魅力的な一冊に仕上がってます。これで1200円はあり得ない・・・ #
by flying-books
| 2007-09-17 23:42
| BOOKS
先日、Flying Booksが絵本を中心に参加する、「Rin Harajuku」 がOPENしました!
裏原宿の人気バッグショップ「REGALO」が運営する一年間限定のセレクトショップで、絵本の他に、シルバー・アクセサリーの「Ken's」をはじめ、スタイリストさんによる古着のリメイク&子供服や、手作りアクセサリー&キャンドル、小物など計6組のアーティスト/チームが参加してます。 どれも他にはないオリジナルなテイストで、一見の価値ありです。 明治通りから一歩入った、ユナイテッド・アローズのすぐ隣、古いくて窓枠などの細かな造作がかわいらしいビルの半地下、Flying Booksのトイレでも協力していただいてる健太郎さんの手によるアンティークの木材をふんだんに使った内装が暖かな空間です。 周りにもかわいらしいお店が多いので、原宿や外苑前からの散歩がてらに是非のぞいてみて下さい! 海外絵本を中心にセレクトしてますが、天使や妖精の本をはじめ、他のジャンルも少々あります。 デスク代りに使ってるのはアンティークの足踏みミシン。 チャーチ用のかわいい椅子に座ってゆっくり本を選んで下さい。 キャンドル売り場ごしに。 手作り、一点物の洋服たち。 すべて布で!作られたケーキたち。 焚き火風のディスプレイに照らし出されたシルバー・アクセサリーたち。 手作りの看板が目印です。 Rin HARAJUKU 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-28-10 Tel. 03-3746-5875 / Fax. 03-5410-0301 営業時間11:00~19:00 定休日:水、日 #
by flying-books
| 2007-09-10 23:49
| BOOKS
去年の春に渋谷、東急プラザの東急セミナーBEで開講しご好評をいただいた
「古本屋さんになるには!」~古本の仕組みとお店の作り方~ を10月から12月まで全5回で再び開講することになりました。 (去年は実際にお店を開かれた方もいらっしゃいました。) 以下、詳細です。ご興味のある方は問い合わせて見て下さい。 ------------------------------------------------- ◎東急セミナーBE渋谷 10月期新講座◎ ◎講座:「古本屋さんになるには!」~古本の仕組みとお店の作り方~ ◎日時:第1・3水曜(10月2回目のみ第4) 19:15~21:00 主な講義予定内容: 1:10月 3日 古本屋さんになるには・古本の流通の仕組み 2:10月24日 ネットとお店の違い・値段の仕組み 3:11月 7日 お店の作り方(商品編・模擬市場) 4:11月21日 お店の作り方(店舗編) 5:12月 5日 事業計画書の作り方・まとめ ◎定員:25名 ◎受講料:10/3~12/5 全5回 15,500円 ◎入会金:3年会員5,250円 1年会員2,100円 ※ご友人紹介、東横線定期をお持ちの方(9/30まで) 割引制度がございます。 ◎募集開始:9/7(金)スタート ※会員の方は9/6(木)スタート ◎募集方法:ご来場:9/7(金)東急プラザ7Fフロント インターネット&FAX:9/8(土)~9/20(木) (手数料800円別途必要) ◎お問い合わせ:東急セミナーBE渋谷 03-3477-6277 担当:松岡 #
by flying-books
| 2007-09-03 00:11
| BOOKS
Flying Booksの定番作家で、ショーン・ペン、U2・ボノ、トム・ウェイツ等様々なアーティストからリスペクトを受ける酔いどれ作家・詩人、チャールズ・ブコウスキーの自伝小説「勝手に生きろ!」(中川五郎訳・河出文庫刊)が映画化され、現在、銀座テアトルシネマ、シネセゾン渋谷〈レイトのみ〉で公開中です。
『酔いどれ詩人になるまえに』(9月21日まで・詳しくはオフィシャルサイトまで) 自らファンだと言うブコウスキーになりきっているつもりのマット・ディロンは、どこかクールかつスタイリッシュで、酔いどれ詩人にしてはちょっと格好良過ぎなのでは??と思った反面、共演のリリ・テイラーが儚くも力強い存在感で、幸薄い女を演じさせたらこの人に勝る女優はないのではないと確信させられました。(彼女は「I SHOT ANDY WARHOL」が有名ですが、カルト監督のアベル・フェラーラがモノクロで撮った哲学的なホラー「アディクション」が最高でした。万人にお勧めできる作品ではありませんが。) ファンはもちろん必見ですが、ブコウスキーを知らなくても、酒、セックス、ギャンブルetc、ロサンゼルスの底辺で描かれる男女の人間模様の映画として楽しめる作品に仕上がっていると思います。 Flying Books店頭では『酔いどれ詩人になるまえに』の公開に合わせて、ブコウスキーを世に知らしめた名物編集者ジョン・マーティンのBLACK SPARROW PRESS刊行の激レア本を蔵出し販売中です。日本に一冊しかないはずの本もあるので、お好きな方は是非見にいらして下さい。 『WAR ALL THE TIME』(1984 BLACK SPARROW PRESS) 81~84年の作品をまとめた詩集。ブコウスキーの手によるオイル・ペインティングが施され、限定26部のみ作成された稀少な一冊。シリアルNo:S、サインとイラスト入。(¥380,000) 『A NEW YEAR'S GREETING FROM BLACK SPARROW PRESS』 ジョン・マーティンがブコウスキーの作品を出版するために立ち上げたブラック・スパロウ・プレスから毎年出された年賀詩集。シンプルかつ鮮やかなデザインと手作りの味わい深い冊子は、限定176~226部のみ作成され、シリアルナンバーとブコウスキー自身によるサインが添えられている。 (10冊セット ¥348,000)(1996年の号のみ没年の為、サインなし) 『SPARROW 1-12』 BLACK SPARROW PRESSが月刊で発行していた詩集の初期12冊(1972-73年)すべてに著者のサインを入れ、限定50部のハードカバーで発行されたもの。1973年刊。 収録作家(すべてサイン入):Robert Kelly, Eshleman, Wakoski, Bromige, Bukowski, Grossinger, Antin, Jaffe, Oates, Creeley, Palmer, Dawson (¥78,000) 『STORIES』『DIRTY OLD MAN』 ビート・ジェネレーションの総本山、サンフランシスコのシティライツ書店から70年代に刊行された入手困難なペーパーバック。 「STORIES」:1972年 初版/「DIRTY OLD MAN」:1973年(1983年7刷) (2冊セット ¥32,800) 数量限定ですが、プレスキット付の前売りチケットをFlying Books店頭でも販売してます。(2000円) シネセゾンは徒歩3分なので、劇場に行く前にお立ち寄りいただくと便利です。 また、両劇場にて、ブコウスキーを世に知らしめた名物編集者ジョン・マーティンのBLACK SPARROW PRESS刊行の書籍を展示販売で協力させてもらってます。下記の通り、それぞれ展開しているタイトルが違うので興味のある方は在庫の有無を問い合わせて見てください。 <銀座テアトルシネマ>03-3535-6000 SHAKESPEARE NEVER DID THIS限426・オリジナルプリント付 THE NIGHT TORN MAD WITH FOOTSTEPS限1000 BEERSPIT NIGHT AND CURSING限750 AGAINST THE AMERICAN DREAM HOT WATER MUSIC <シネセゾン渋谷>03-3770-1721 BONE PALACE BALLET NEW POEMS1997 初版 THE CAPTAIN IS OUT TO LUNCH AND THE SAILORS HAVE TAKEN OVER THE SHIP1998 初版 THE ROOMINGHOUSE MADRIGALS1996 THE DAYS RUN AWAY LIKE WILD HORSES OVER HE HILLS1994 DANGLING IN THE TOURNEFORTIA1994 LIVING ON LUCK SELECTED LETTERS 1960s-1970s Vol.2限170/200・サイン入(SOLD) BONE PALACE BALLET NEW POEMS限426・セリグラフ入(SOLD) THE CAPTAIN IS OUT TO LUNCH AND THE SAILORS HAVE TAKEN OVER THE SHIP限1000(SOLD) A DESCRIPTIVE BIBLIOGRAPHY OF THE PRIMARY PUBLICATIONS限750(SOLD) THE NIGHT TORN MAD WITH FOOTSTEPS限1000(SOLD) BEERSPIT NIGHT AND CURSING限750(SOLD) THE MOVIE : "BARFLY"(SOLD) HAM ON RYE(SOLD) #
by flying-books
| 2007-08-30 00:10
| BOOKS
忙殺されまたまた更新が滞っていましたが、海外写真集や、山岳図書など良質なコレクションを複数入荷しましたので、是非覗きにいらして下さい!
(ネット通販サイトは目下製作中です・・・) ゴールデン・ウィークに表舞台に出たSUIKAのタケウチカズタケ君のソロプロジェクト「D.I.T.A.」の第二弾が早くもリリースされました。 キュートでさわやかな切絵のジャケが魅力的な『Butterfly』というコンピレーションCDの1曲目、タイトル曲的な「Delighted Butterfly feat.Satoko Okuda」です。 (ゲストボーカルはSUIKAとも共演しているVIVA☆SHERRYの奥田聡子ちゃん) 『Butterfly』は「ホテル・コスト」シリーズをはじめとする、おしゃれコンピのパイオニア、ランブリング・レコーズが新たにスタートさせるクラブサウンド・コンピ・シリーズ第一弾。メロディラインが美しく、さわやかな国内外のハウス・チューンがぎっしり詰まった一枚は夏の夜におすすめです(詳しくはこちら*試聴もできます!) また同曲が一昨日発売された『TOKYO CRUISE 2』にも収録されてます。こちらは六本木ミッドタウン&ヒルズTSUTAYAの大ヒット・オリジナル・コンピの第二弾です。(ちなみにファーストはすでに完売とか) 先日、六本木ミッドタウンのりそな銀行で行われたパーティーに行ってきました。銀行!!で催されたDJイベントです。りそなのサウンド・プロデューサーを努めたのはKYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也さん。銀行の概念を覆させられる、洗練されていてなおかつ落ち着いた空間のデザイナーは森田恭通さん。(沖野さんが手がけた世界初の銀行のコンピレーション「RESONA TOKYO MIDTOWN MUSIC FOR DESIGN BANK」も8月8日に発売とのこと。) 今の東京は、デザインだけが優先されてしまっている空間と、逆に機能の部分しか意識されていない空間とのギャップが大きいように思えます。おしゃれな場所に気合を入れておしゃれな格好をして行くのでは、そこで得られるものも限られた人だけのものになってしまうので、誰もが行く銀行のような日常的な場で、洗練された空間&音楽環境の浸透が進んでいくといいなぁと思いました。理想は六本木とかだけではなく、地元の商店街の銀行や、出張所ですら、みんなが居心地が良くなれるような環境でしょうか。 今回のプロジェクトは、銀行、デザイナー、DJ、レコード会社など係わったすべての人にとって、とても勇気を必要とするチャレンジだったと思います。 「売れないからやらないレコード会社に足りないのは、好きな音楽を情熱とアイデアで広めるという気持ち」という沖野さんの言葉に初心に返らされた夜でした。 #
by flying-books
| 2007-07-19 23:17
| MUSIC
|
以前の記事
2009年 04月 2009年 03月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 カテゴリ
全体 EVENT@FB BOOKS MUSIC MOVIE POETRY ART OTHER EVENTS Flying Buzz Small pieces Beats Walk with Nanao 旅の小ネタ(インドネシア) 未分類 LINK
Flying Books
http://www.flying-books.com お気に入りブログ
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||