トランジットで一泊を余儀なくされたジャカルタ。ホテルに荷物を下ろせた時にはもう夜遅い時間だったが、7年前、インドネシアで小学校を卒業した友人の井坂と、今も現地で働く大谷君に案内してもらった中で、どうしてももう一度足を運びたいところがあった。
近代的な高層マンションやショッピングモールと、昔ながらの屋台や商店が混在し、二層のカオスに挟まれた大都市の一角に時間が止まったままの空間がある。 ジャカルタ北部のコタ駅近くのファタヒラ広場には、インドネシアがオランダ領だった時代、この街がバタビアと呼ばれていた頃からのオールド・カフェが今も健在だ。 東インド会社時代の歴史的建築が立ち並ぶこの広場の中でも、1627年に建てられたタウンホールの次に古いのがこの「カフェ・バタビア」。驚いたことに1805年から1850年の間に建てられたこのカフェは、1992年の改修時まで一切鉄を使わずに建てられていたそうだ。闇雲に高層建築を建てるディベロッパーたちに、豊富な南国の木材のみを利用して優雅かつ堅牢な建築を建てた先人の智慧を少しは見習ってもらいたいものだ。昼には眩しいほどの日差しが差し込む高い天井で換気扇が優雅に回る二階、此処を訪れた人たちの色褪せた写真に囲まれ、歴史が染み込んだ絶妙な風合いの木のフロアで食事をしていると、かつてバタビア時代この地へやってきた異人たちの優雅な日々に想いを馳せずにいられない。不思議と自分も優雅な気持ちにさせてくれる、そんなやさしい空気が流れる空間だ。 ここは西洋料理がメインだが、夜も遅かったので、別メニューの中華から選んだ点心とシーフードのナシゴレン、スイカ・ジュースと食後のコーヒーをいただいた。値段も21%のtax+サービス料込で112,000ルピア(約1500円)とこの手のカフェにしては良心的だ。一階には94、96年と二回、NEWSWEEK誌の”The World’s Best Bar”に輝いたバーがある。週末だったので、生バンドの演奏も入り、白人客を中心に盛り上がっていた。150年以上を経た今でも異人たちのサロンの夜は変わらず長いようだ。 Cafe BataviaJl. Pintu Besar Utara No.14, JAKARTA PUSAT, INDONESIA TEL:(021)6915531 営業時間8:00~26:00 http://www.cafebatavia.com/
by flying-books
| 2007-01-27 00:29
| 旅の小ネタ(インドネシア)
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