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今年一番のDJ SHOW

ちょっと前の話になってしまいましたが、どうしてもレポートしたいので・・・。
今年一番、いやここ数年で一番のDJ SHOWだったんです。Dominic PetersとDavid Poole、南アフリカのサーファー二人組みによるDJユニット「Goldfish」。
出だしは二人ともサンプラー/シーケンサーの前に陣取り、オーソドックスなエレクトロ・ビートで始まり「普通にかっこいいビートだなあ」くらいの感想でしたが、徐々に動きがあわただしくなっていく様子。Davidがマイクスタンドの角度を調整し、DJブースで異質な金色の輝きを放つサックスを取り出してからがマジック・ショウの始まりでした。この二人のDJは、約一時間半途切れることなく変化していくビートを操りながらも、Davidがサックスとフルートを、Dominicがベースとキーボードと生楽器をライブで被せていくのです。(名称はわかりませんが、Dominicが操っていた、空中にかざした手で音を変化させるカオスパッドのような機材が音もビジュアルも抜群におもしろかったです。)そして、アイ・コンタクトすらせずに生楽器とビート、エフェクトを合わせていく息の合い方は魔法のように見事としか言いようがありませんでした。
f0024665_314355.jpgこれだけ書くとずいぶんマニアックな音に思えるかもしれませんが、スウィングなどのオールド・ジャズのサンプリングを多用し、メインとなるライブ楽器のメリハリがついた楽曲群はアッパーでわかりやすく、純粋に楽しく、踊れるものばかり。そしてどの楽器の腕もうまく、決してビジュアル重視で楽器を手にしているわけではなく、純粋で最高の音楽オタクたちだということが一度ショウを見ればわかりました。
初来日で日本での知名度がまだまだだったこともあり、フロアにだいぶ空きがありましたが、これほどもったいないと思ったことは記憶にないほどのパフォーマンスでした。誘って下さったrambling recordsの皆さんありがとうございました!

「Live and Direct」at La Fabrique(渋谷)on 8 December

f0024665_3134643.jpgうれしいことにライブ映像をWEBで観ることができます。次の来日がいつになるかわかりませんが、それまでこちらをチェック下さい!
(個人的にはサックスが上げ上げの「Egyptorogy」がおすすめです。)


f0024665_3143363.jpg現在入手可能なCDは2005年にイギリスのBlack mango musicからリリースされた「caght in the loop」のみ。DVD付でお得な一枚。DVDがLIVE映像だったらなお良かったのですが・・・
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by flying-books | 2006-12-19 23:58 | MUSIC

復活!スイカ夜話&SUIKAフランス盤ついに見参!!

f0024665_4461042.jpgFlying Booksの音楽レーベル「FLY N’ SPIN RECORDS」の看板アーティスト、メンバーの産休で今年3月からしばらくライブ活動を休止していたSUIKAがライブ活動を本格的に再開しました。そして今週土曜に9ヶ月ぶりに主催イベント「スイカ夜話」を開催します!

ゲスト陣は・・・昨年ジャンルの枠を越え話題となったソロ作をそれぞれリリースしたなのるなもない、志人の2MCを擁し、より円熟味が増した「降神」。ライムスターのツアーにフィーチャーされ、3MCもそれぞれのフィールドで活躍中、待望のアルバムを制作中のROMANCREW。詩人/トラック・メイカー/デザイナーで、来年セカンドアルバムのリリースを控えたレーベル・メイト「小林大吾」。と、SUIKAとの相性も抜群の盟友たちが顔を揃えてくれました。この日だけの貴重なセッションもあり、人力マッシュ・アップのライブ演奏だけでも一見の価値ありです。(このスイカ夜話のセッション・シリーズから昨年12月発売の『コインサイド』収録の「ジベタリアン」が誕生しました!)
また事前予約の方には、今年収録、未発表の新曲を含む4曲入りCDRをもれなく差し上げます。
お馴染みの方も、初めての方もきっとご満足いただけると思います。是非、遊びにいらして下さい!

~ 復活!!「スイカ夜話」 ~
f0024665_4424091.jpgSUIKA prestnts「スイカ夜話」第9夜
2006年12月16日(土)
@青山・月見ル君想フ
(東京メトロ「外苑前」徒歩5分)
open 18:30 / start 19:00
前売¥2,500 / 当日¥3,000(ドリンク付)
【出演】
SUIKA 降神 ROMANCREW 小林大吾

ご来場の方全員に、SUIKA特製オリジナル缶バッジをプレゼント!
事前予約の方にはレア音源CDR(非売品)も!!
track01: NOBODY HEARS (新曲・未発表)
track02: WORLD CALL (Freddie's RMX)
track03: COINCIDE (deep RMX)
track04: MUSHROOM-MATHEMATICS REWINDED
ご予約をご希望の方は、お名前と人数を明記して下記までメールにてお送り下さい。

また、今冬フランスでSUIKAの1stアルバムが発売されました。(残念ながらメンバーがフランス語で歌っているわけではありませんが・・・。)日本では2004年夏にリリースされた「HARVEST FOR THE STRIPES」がフランスのグラフィック・アーティストWaleeの手により装いも新たに、フランス語訳のブックレット付デジパック、ピクチャーレーベルになりました。既にフランスでは店頭に並んでいますが、日本でも年明けにフランスのDJ/トラック・メイカーたちの手による4曲入りのリミックスCD付で発売となります。国境、言語、ジャンルを越えた日仏のハーモニーをお試し下さい!
このフランス盤+REMIX盤は上記スイカ夜話にて先行発売(当日のみの予価2,300円)します。
ご来場の方は会場にて是非チェックしてみて下さい。
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SUIKA「HARVEST FOR THE STRIPES」(French editon)
(5U1K401/1 SOUNDLICIOUS 輸入盤の為、価格は未定です。)
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SUIKA「FRESH FRENCH MIX」
FLYING BOOKS- Drixxxe Remix
MUSHROOM MATHEMATICS- Pasteque37 Remix by Mah'ko for Jade Muz
BAMBOOMOON- Phank Sycke Remix/ Mixed by Sylvain Mercier
JETSET- Reel Carter Remix
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by flying-books | 2006-12-13 00:33 | MUSIC

ダンスフロアで聴きたいJAZZシンガーfrom Paris

今月の初め、パリでDJをしている10年来の友人Shiojiに誘われ舞浜のクラブ・イクスピアリへ。青と白のイルミネーションがいつもよりクリアに見える冬空の下、紙袋を抱え家路に向かう人たちに逆行しモールの一番深い所へ向かいました。お目当てはRambling Recordsの名作ボッサ・カヴァーシリーズ「Canary」の新作「Canary - happy Xmas」のリリース・イベントに出演する、彼女がパリから連れてきたイタリア人シンガーのChiccaです。
f0024665_5341944.jpg同シリーズでも歌っている日本人シンガーのWAWAと、MIWAのパフォーマンスを経てChiccaの登場。一曲目は昨年大ヒットしたジェイムス・ブラントの”You’re Beautiful”。ほぼオリジナルのキーで歌う声は低音が心地よく響き、一転サビなどで圧倒的な声量で迫ってくるハスキーな高音も魅力的でした。この日、日本人を含めた3人のシンガーの中で最も小柄な、黒髪をショート・ボブにしたChiccaは、普段はパリのジャズ・クラブ等で歌っているとのこと。ピアノ・トリオあたりをバックにジャズ・バラードを歌ったハマリ過ぎなくらいの声とビジュアルです。
f0024665_534419.jpgセカンド・ステージ、CD収録の「NOTHING'S GONNA STOP US NOW」を経て、EMOTIONSの「BEST OF MY LOVE」に。それまではJAZZYなイメージの強かったのですが、WAWAとMIWAをステージ呼び戻し、タンバリンを叩きまくってディスコ・チューンを歌い上げるChiccaを見ていると、ハウスなどのアップビートの上で歌い踊る姿をダンスフロアで観てみたいということでShiojiとも意見が一致です。さらにそれはアンコールの「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」で確信に変わりました。
低音から高音までこなす幅広いキー、パワフルな声量、ビジュアルも抜群、一生懸命挑戦する日本語MCなどで見せるキュートな一面、今後より日本での露出が増えて欲しい期待のシンガーです。

Shioji et Chicca)


Canary-happy Christmas Live at Club IKSPIARI (舞浜)on 1 December
f0024665_535356.jpg<1st set>
1:You’ re beautiful
2:La Decisione
 (A. Trovajoli作 60年代イタリアの曲)
<2nd set>
3:Nothing’s gonna stop us.
4:Best of my life
 (with WAWA, MIWA)
5:ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU
  /恋人たちのクリスマス.
  (with WAWA, MIWA)
<encore>
6:Can’t take my eyes off of you.

高い天井が開放感たっぷりのクラブ・イクスピアリ。スモークサーモンのクレープ包みや、付け合せの野菜までが絶品のグリルなど、ゆったりとしたシートで楽めるおいしいフードもリーズナブルで魅力的でした!

f0024665_535213.jpg「Canary - day trip」
Rambling RECORDS 1890円 2006/11/10発売)
(誰もが一度は耳にしたことのある名曲、TVやCMで話題の曲を心地良い女性ヴォーカルでボッサ・カバーしたシリーズ「Canary」)今回歌った「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」「NOTHING'S GONNA STOP US NOW」 他Chiccaによる英語カヴァーが4曲聴けます。(全10曲収録)

Chiccaのオフィシャルサイト(イタリア語の歌が聴けます)
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by flying-books | 2006-12-11 00:19 | MUSIC

怒涛の個展情報5連発!すべておすすめです!

今月に入ってから足を運んだ個展でまだ観られるものを5件紹介します。


1:「HABU写真展『SORA』」
at フォトエントランス日比谷 
~12/13(11:00~19:00 最終日~14:00 日曜休)
f0024665_22482373.jpg空と雲を追いかけ世界中を旅している写真家のHABUさん。以前、広尾のカフェでスライド・ショウ+生演奏のイベントをやらせてもらいました。今回は初の写真詩集「夢にむかって」「自分の物語」(ともにピエ・ブックス)を2冊同時発売の記念。最近撮った幻想的なギリシアの月夜の写真から、何度観ても飽きることのないオーストラリアやバリの海、砂漠、草原、そして空と雲。今回の個展は今までのBEST30点をセレクションで、初めてHABUさんの世界に触れる人には特におすすめ。これまでに『空の色』(ピエ・ブックス)『あの夏』(ソニー・マガジン)など7冊のすばらしい空の写真集を出しているHABUさんですが、写真集を持っている人にも是非オリジナル・プリントで観て欲しいです。何より、吸い込まれそうな空の青の深さが違いますので。
約一年ぶりに再会したHABUさんは、オーストラリアから戻ったばかりとのことで真っ黒に日焼けして、とても元気そうでした。ここ数年、高崎に拠点を移していましたが、来年から東京に戻るとのことで、また新たなコラボレーションをしていきたいと思います!


2:「山福朱美『ヤマネコ毛布』木版画展」
at ビリケンギャラリー(南青山)
~12/14(12:00~19:00 月曜休)
f0024665_22453623.jpg木版画を作り始めて2年とはとても思えないほど鮮やかな作品を作るイラストレーターの朱美さん。
今回は木版画に刺繍布を加え、絵本仕立ての連作と新作による展覧会。旅に出るヤマネコを取り巻く森の動物たちの物語は、朱美さん初の書き下ろし。全て2版で刷られたとは思えない鮮やかな多色刷りは、個々のキャラクターがとってもキュートです。何度でも読み、眺めたくなる物語なので、一刻も早い絵本化が待ち望まれますが、『砂漠の町とサフラン酒』(小川未明作・架空社)もお薦めです!この本は印刷もすばらしく、木版多色刷りの質感を見事に再現しており、正直その技術に驚きました。会期中、朱美さんはほぼ毎日いらっしゃるようで、大好きな赤ワインと一緒に来店を待っていることでしょう(笑)


3:「ASAKO『お酒とcaféにまつわるエトセトラ』
at 縁縁-enyen(麻布十番)
~12/17(11:00~24:00 月曜休)
f0024665_2244588.jpgFlying Booksの常連で、JASRACのパンフや雑誌の挿絵で活躍するイラストレーターのASAKOさん。大好きなお酒とカフェをモチーフにした展覧会。観てるだけで涎が出てきそうな料理やお酒の書き下ろし作品が中心です。会場もおいしいお酒や料理が楽しめるカフェバーで、特に展示期間中の限定メニューは是非ともご賞味を。夏にモンゴルを旅したASAKOさんならではの『モンゴル岩塩と野菜のハーモニー/アンチョビディップ添え』や、ミントやカフェモカを使ったオリジナルカクテルも絶品でした!
貸切等の日もあるそうなので、事前にWEBでチェックしてからお出かけ下さい。


4:「ビル・ヴィオラ『はつゆめ』」
at 森美術館(六本木ヒルズ53階)
~2007/1/8(月・水~日曜日10:00~22:00 火曜日~17:00)
f0024665_22475686.jpgヴィデオ・アートの第一人者のアジア初の個展。高解像度のプラズマ・ディスプレイに写し出された極度なスローモーション映像は、まるで魔法をかけられフレームに封じ込まれてしまった人間を観ているよう。他にも迫力サラウンドと共に映し出される大画面の炎、水、植物など、計算された空間構成の中でしか味わえない臨場感でした。絵画と違って、一つの作品を観るのに時間がかかるので、余裕を持ってお出かけすることをお薦めします。


5:「スズキコージのガッタンゴットン展」
at Coffee & Galley ゑいじう(四谷三丁目)12/11~12/24(11:00~19:00 最終日~17:00 期間中無休)
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これはまだこれからですが、大好きな絵本作家のスズキコージさんの年内最後の個展。必ず足を運ぶ予定です。今回は新作絵本『ガッタンゴットン』(平凡社)の原画点とのこと。コーヒーがおいしい素敵なギャラリーです。日本全国を飛び回ってるコージさんなので、今年はなかなか会えなかったのですが、久々に会えそうなので楽しみです。(ちなみにコージさんと会うと電車で帰ったことがないです・・・)
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by flying-books | 2006-12-10 00:23 | ART

合掌・下村誠さん

悲しいニュースが入りました。個人的なことかも知れませんが、なかには共通の知人もいると思いますので、敢えてここにUPさせていただきます。

シンガーソングライターの下村誠さんが6日夜、火事が原因で亡くなられました。
下村さんはかつては佐野元春さんと活動を共にし、最近では長野に拠点を移し、地道な作曲・音楽活動、ご自身のレーベル運営をされていました。また音楽評論家としても多くの文章を残し、著書『路上のイノセント』はFlying Booksでも何度も取り扱ってます。オープニング・パーティーに参加してくれたり、詩を歌にしているビート詩人、ナナオサカキさんのイベントに駆けつけてくれるなど、Flying Booksの内外でお世話になっていた大切な友人でした。また、音楽活動を通じて911のテロや原発反対のメッセージを発信し続けた心やさしい運動家でもありました。あのはにかんだ笑顔と、ほろ酔いの歌声が聴けなくなってしまったと思うととても残念です。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。(合掌)

世界中のすべての兄弟に僕は言おう 言って歩こう
人生を大切にしなさい 僕らはみんな兄弟だ
  血を流すならあなたの血を
  猫っかぶりのお偉いお方
僕は逃げる 武器は持っていない
憲兵たちよ 撃つがいい

(「拝啓、大統領殿」より)

f0024665_0531365.jpgおーい!地球。生きてるかい?
おーい!大地。まだ息をしているか?
ビョーキが最悪になる前に
大声で、大声で泣きわめいてくれよ

(「ガレキの海、漕いでゆく」より)

争いは多くの人々の運命を傷つけ
悲しみの扉を開けていく

輝きに満ちた愛が
いつか噴水のように高く湧き出るまで
願っているよきみのため
祈っているよいつまでも

(「虹の戦士Ⅱより」)

画像はCD「風待ち」下村誠(2002年 NATTY-1032)
下村誠さんのホームページはこちら
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by flying-books | 2006-12-09 00:54

黒猫は眠らない~『黒猫ナイト』出版記念

先日、Flying Booksで全10話上演された紙芝居「ここだけ雨が降っている」の作画をして下さった山崎杉夫さんの初の絵本『黒猫ナイト』が出版され、出版記念のパーティーを催しました。
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急な開催にもかかわらず、京都から駆けつけてくれた新元良一さんをはじめ40名ほどが集まり大賑わい。近隣のお店から焼きたてのおいしいパエリアや、パッタイ(タイ焼きそば)が届き、大量に準備したお酒もみるみるなくなっていきました。
クライマックスは山崎さんの朗読タイム。ラグビーで鍛えた全身を使ってのリーディングはとても初めてとは思えないほどで、産みの親だけあってキャラクターごとの個性のつけ方もお上手でした。朗読が終わると、そのままウッドベース弾き語りラッパーのタカツキ君が今回の作品にぴったりの名曲「黒猫は眠らない」を披露。当初の予定の倍以上続く大宴会になりました。

『黒猫ナイト』ですが、帯には
f0024665_383146.jpg「どこかで聞こえるギターの音色・・・・
消えたギター弾きの謎を追え!
港の黒猫、はじめての大冒険」
とあるように、サスペンス&アドベンチャーのお話なのに、どこかほっこり心あたたまるストーリーで、やさしい山崎さんの人柄がにじみ出ている、子供から大人まで楽しめる素敵なストーリーです。
絵も、山崎さんの作品の中で一番好きな夜の風景が満載で、作品集としても大満足。担当はこだわりの編集を続けている長崎出版の瀬尾さんですが、今回もやってくれました。是非、本を手にとって、カバーを外して見てください。隅々まで愛情の詰まった一冊です!

『黒猫ナイト」山崎杉夫(作・絵)
長崎出版 1575円
*Flying Booksでも販売中!
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by flying-books | 2006-12-07 23:42 | BOOKS