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急遽、ワシントンDCと神戸より・・・

22日、祝前日の月曜の閉店後に急遽、ポエトリー・リーディングを開催することになりました!

今年の夏に神戸の詩人、Yoko Dannoさんと共作詩集『a sleeping tiger/ dreams of manhattan』を出版したワシントンDCのJames C. Hopkinsさんの来日に際し、出版記念の朗読会を開催します。

1枚の写真ごとに二人の詩人による英詩が交わり、朗読ではさらに音楽に載せて紡がれる言葉たち。アメリカでは何度か公演されておりますが、日本では初めてのとのこと。どんなパフォーマンスになるのでしょう!
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12/22(月・祝前日)
Yoko Danno & James C. Hopkins
『a slepping tiger/ dreams of manhattan』出版記念ポエトリー・リーディング
【Poetry Reading】
OPEN:20:15 start:20:30
出演:Yoko Danno(from Kobe) James C. Hopkins(from Washington D.C.)
料金:1000円(1Drink付)
会場:渋谷・Flying Books
渋谷区道玄坂1-6-3 渋谷古書センター2F (tel)03-3461-1254

予約:店頭、電話、メールにて予約受付中。
詳しくはこちら

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A Sleeping Tiger Dreams of Manhattan:
simultaneous poetry, photographs and sound
by
Yoko Danno, James C. Hopkins and Bernard Stoltz

「ジャパン・タイムズ」の書評 (by David Burleigh)より

……Yoko Danno は日本人だが、英語で詩を書いており、数冊の英文詩集を出版している。この本は、アメリカ人の詩人、James C. Hopkins とのコラボレーションである。
二人によって交互に書かれた20行から成る詩が、1ページに1篇づつ印刷されている。
それぞれの詩は、左右2つのコラムにより構成され、左のコラムはDanno による詩句(イタリック体)、右のコラムはHopkins の詩句(通常体)-左右が逆の場合もある-というふうに進んでいく。
左右のコラムをそれぞれ別の詩として読んでもいいし、2つを続けて一つの詩としても読めるように工夫されている。

例えば、最初の詩  “cold tea on an old boat”


    over your shoulder twinkling lights  

where the city used to be how far we have come

      along the sandy shoreline from the spirits-haunted castle

  where we used to walk in the moonlit vineyard

  
この詩の反対側のページには、マンダレイ(ビルマ)の湖で掉さす男の前に沢山の鴨が群れている白黒の写真が入っている。
これら即興的な詩句と詩句とは、絶妙なバランスでつながり、均衡が保たれている。
Hopkins による白黒の写真12枚を含み、付帯のCDには二人の朗読とBernard Stoltzの伴奏音楽が収められている。

著書:
James C. Hopkins:
詩集: The Walnut Waits for Its Bees (Washington, D. C. : Mica Press, 1997)
Eight Pale Women (Washington, D. C. : Word Works, 2003)
The Blue Door, co-written with Yoko Danno (Washington, D. C. : Word Works, 2006)

Yoko Danno:
詩集:Four Songs (Kobe: The Ikuta Press, reprinted in the International Anthology ofPoetry and Prose 47, New York: New Directions, 1983)
Trilogy (Kobe: The Ikuta Press, 1970, reprinted in 2004)
Hagoromo: A Celestial Robe (Kobe: The Ikuta Press, 1984, 2004)
Dusty Mirror , with graphics by David Kidd (Kobe: The Ikuta Press, 1977)
Epitaph for Memories (Washington, D. C. : The Bunny & the Crocodile Press, 2002)
The Blue Door, with James C. Hopkins (Washington, D. C. : Word Works, 2006)
翻訳: Peking Story, by David Kidd, (世界文化社, 東京, 1989)
Songs and Stories of the Kojiki (Ahadada Books, Toronto/Tokyo, 2008)

【ゲスト】
新井高子 (Takako Arai)
1966年、群馬県桐生市生まれ。1997年に第一詩集『詩集 覇王別姫』、2007年に第二詩集『タマシイ・ダンス』(第41回小熊秀雄賞)を出版。現在、詩と批評の雑誌『ミて』編集人。批評活動としては、言葉と民俗を繋げる視点から、萩原朔太郎ノートを書き継いでいるほか、舞台芸術にも興味があり、特に舞踏家・大野一雄と劇作家・唐十郎について探求している。埼玉大学国際交流センターに勤務し、留学生に日本語・日本事情を教えている。11月に、英訳アンソロジー詩集『Soul Dance』(ジェフリー・アングルス他訳)が刊行された。
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ぱくきょんみ (Kyong-Mi Park)
1956年東京生まれ。詩人。第一詩集『すうぷ』を出版して以来、詩やエッセイを発表。詩集『ねこがねこ子をくわえてやってくる』(書肆山田)、エッセイ集『いつも鳥が飛んでいる』(五柳書院)、絵本『また あした』(福音館書店)、翻訳『地球はまあるい』(書肆山田)ほか。ふだんは韓国の伝統音楽、ポジャギなど民族芸術に心ときめかせている。
by flying-books | 2008-12-19 00:12 | EVENT@FB


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