先日、「ロード・オブ・ドッグタウン」を見てきました。
実在のレジェンド・スケートボーダー、ステイシー・ペラルタ、トニー・アルヴァ、ジェイ・アダムズらをモデルとした映画です。70年代半ばのベニス・ビーチにあったサーフ・ショップ「ZEPHYR」によって結成されたスケート・ボード・チーム「Z-BOYS」。その名前が以前から知っていたのですが、本格的に打ちのめされたのは、ペラルタ本人によって制作されたドキュメンタリーDVD「DOG TOWN & Z-BOYS」を観てからでした。 俳優たちがペラルタやアルヴァ自身から指導を受けた迫力のスケート・シーンはスケートボードのビデオ作品顔負けにエキサイティングですし、それまでの固定観念を打ち破り、次々と新しいテクニックを生み出していったエクストリーム・スポーツの教祖たちの光と影のサクセスストーリーは、青春映画としてもクォリティが高く、一見の価値はあるかと思います。(僕の好きな映画監督、「セブン」や「ファイトクラブ」のデヴィット・フィンチャーがさりげなく制作総指揮を務めています。) ボードの性能やディテイル、スタイルなどフィクションの部分も少なからず入っていますが、ドキュメンタリーだけでは伝わり難かった各メンバーのキャラクターや、荒廃と華やかさの入り混じった当時のロサンゼルス周辺の空気感がよく伝わってくるので、是非ドキュメンタリーとセットで観てもらうといいかも知れません。 (*残念ながら劇場(渋谷シネマライズ)での上映は明後日の27日までのようです。) スケートボードは、中学生のころ観た映画(ボーンズブリゲイドの面々が出ていた「ポリスアカデミー4」)に影響されて以来、時々友だちと野川公園や新宿中央公園などで滑っていたのですが、大学に入ってからはしばらく遠ざかり、サラリーマン時代にパンクした自転車の代わりに、仕方なくスケボーで出勤したことが一度あった程度でした。 その後、3年前に出会ったNYのスケーター、マークに借りたボードで青山通りを少し滑ってから再びマイブームとなり、一昨年新しいボードを購入しましたが、またここしばらく乗れていません。 いい歳して、こういう映画を観るとすぐに熱くなってしまうので、また始めようかと思っていますが・・・寒い時に転ぶととても痛いんです・・・
by flying-books
| 2006-01-25 21:19
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